(162) わだばゴッホになる / 棟方 志功
(163) 洗脳原論 / 苫米地 英人
MITの人工知能 /
エキスパートツールのツールと技術:過去、現在、未来 Peter Szolovits
人口知能とソフトウェア工学: Charles Rich, Richard C. Waters
洗脳原論は、一部トンデモ系で有名なトマベッチの本。この人は凄いんだか、トンデモなんだか謎だ。まあ、トンデモなんだろうけど。この人は元々人工知能系の学者らしく、Apache互換の動きをするLispで実装されたhttpサーバLispacheを作ってる会社の社長でもあるらしい。Lisp界隈って日本も海外もいかれ気味の人が多い気がする。内容は、まともなことを言ってるところもあるようで、自慢話に終始しているような、なんだか良く分からない本。トンデモ系の人々についての批判で、ある種、想像力の大きな欠如ってのは、まあ、そうだと思う。妖精が見えたり、心霊が見えたりするのは想像力が逞しいとも言えるけれど、ある種の想像力が貧困な所為とも言えると思う。全然関係ないけど、大人が驚嘆して語る子供の想像力の自由さ豊かさについても自分は同じように思うことがある。自分はひねくれてるのかもしれないが、子供が豊かな発想をすると感じたことはあまりない。自分自身の子供時代を振り返ってみれば分かると思うんだけど、驚嘆してる人に限って自分が子供の頃どう感じてどう考えていたかを忘れちゃったのかなとも思う。自分は、子供の絵は好きで良く見るけども、型にはまっていることに関しては大人も子供も同じ位の割合じゃないかと思う。パウル・クレーが子供の絵に感心を持って研究したという話があるけれど、クレーは研究して自分の糧にした後、子供の絵について、所詮子供の絵だね、俺はもっと自由に描ける、みたいなことを言ってたという朧げな記憶があるけど、こういう姿勢が一番好きというか真面目に向き合ってると思う。まあ、どっちの立場に立っても、相手側は想像力が貧困に見えるんだろう。